DETAIL
鰻を一尾から丁寧に裂き、下ごしらえを美しく仕上げるためにつくられた、正本の「本霞 玉白鋼 鰻サキ(片刃)21cm」。
鰻の身を開き、中骨や内臓を取り除くといった専門的な作業に用いられる鰻裂き包丁です。
刃渡り21cmのしっかりとしたサイズに、玉白鋼を使用した本霞仕立て、片刃という本格的な仕様を備えています。
一般的な三徳包丁や出刃包丁とは異なり、鰻を捌くという目的に合わせて形づくられた、専門性の高い日本製の和包丁です。
鰻裂き包丁は、地域の食文化や鰻の捌き方によってさまざまな形が生まれてきた、日本ならではの調理道具です。
本製品の正本「鰻サキ」は江戸型・関東型にあたる形状で、関東で行われる背開きに適しています。
江戸型は尖った切っ先と厚みを持つ独特の姿が特徴で、鰻へ最初に刃を入れるところから、身を開き、中骨を外し、頭を落とすといった一連の作業に用いられます。
鰻料理に特化して考え抜かれた形状そのものに、日本の食文化と職人道具としての機能美が表れています。
刃渡りは21cmで、十分な刃の長さを備えた本格的なサイズです。
鰻は細長く滑りやすい食材のため、身や骨の位置を確認しながら刃を正確に運ぶ技術が求められます。
21cmの刃を生かすことで、身に沿って刃を進めたり、中骨を外したりといった工程にも対応。
専門的な鰻料理に取り組むための道具として存在感のある一本です。
本製品は片刃仕様。
鰻裂き包丁をはじめ、多くの伝統的な和包丁に採用されている構造です。
片側を中心に刃付けされた刃を食材へ沿わせながら進めることができ、鰻の身と骨を見極めながら行う細かな作業を支えます。
刃には「玉白鋼」を使用し、正本の和包丁の中でも「本霞・玉白鋼」として位置づけられているシリーズです。
玉白鋼は厳選された高純度の炭素鋼であり、不純物が極めて少ないため非常に硬度が高く、鋭い切れ味を発揮します。
また、 摩耗性に優れ、プロの料理人が求める理想的な研ぎ直しやすさを持っています。
本霞は、刃先側(切刃)に硬い鋼を使い、上の部分(平)に粘り強い軟鉄を貼り合わせて作ります。
通常の霞包丁よりも丁寧な上研ぎや歪み取りを行って仕上げた上位ランクの和包丁です。
研いだときに、鋼の部分は鏡のように光り、軟鉄の部分は白いもやがかかった(霞がかった)ように見えるため「霞」と呼ばれます。
鋭い切れ味を生み出す刃と、包丁全体を支える部分を組み合わせることで、衝撃に強く刃こぼれしにくい構造となっています。
柄には和包丁らしい天然木を採用。
手に馴染みやすい天然木の柄と厚みのある刃がつくる端正な佇まいは、華美な装飾ではなく、料理道具としての機能美を感じさせます。
長く使いながら手入れを重ねていく、本格的な和包丁を求める方にもおすすめです。
この一本を手掛ける正本総本店の料理包丁づくりは、慶応2年(1866年)に始まりました。
初代が大阪で本焼鍛冶の技を修めた後、料理包丁の製造を開始し、明治23年(1890年)には東京・本所に正本総本店を開店。
2016年には創業150周年を迎えるなど、長い年月を通して料理包丁づくりの技術を受け継いできました。
鰻サキをはじめ、柳刃、出刃、薄刃など用途ごとに細分化された和包丁を手掛けていることにも、日本料理とともに発展してきた刃物づくりの歴史が表れています。
玉白鋼を使用した鋼製の包丁は、使用後のお手入れも大切です。
鋼は水分を残した状態では錆が発生するため、使用後は汚れを十分に洗い落とし、乾いた布などで水気をしっかり拭き取って保管してください。
本製品は食器洗浄機には対応していません。
鰻を裂き、骨を外し、一尾の魚を蒲焼きや白焼きへと仕立てていく。
その専門的な仕事を支える「本霞 玉白鋼 鰻サキ(片刃)21cm」。
鰻料理に特化した江戸型の形状、21cmの本格的な刃渡り、玉白鋼を使用した本霞仕立てを備えた、用途の明確な一本です。
鰻を一尾から捌く機会のある方や、専門的な調理にふさわしい道具を揃えたい方に選んでいただきたい、正本の歴史と日本の鰻料理文化を感じさせる鰻裂き包丁です。
※こちらの商品は本霞 玉白鋼 鰻サキ(片刃)21cmのみの販売となります。
【メーカー品番】
1-0301-0503
【備考】
注文のタイミングによっては、「在庫有り」の場合でも、メーカーの方で在庫切れ・欠品となっていることがございます。
その場合は、ご連絡させていただきます。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
在庫種別: 取り寄せ品(メーカー取り寄せ製品は別途メールにて発送日ご連絡させていただきます。)
【サイズ】
21cm
【材質】
玉白鋼
【原産国】
日本
【詳細】
食洗機×